自転車に係る交通事故・製品事故について

1.フレームの強度試験

(1)フレームの耐久性
JISに規定された耐振性試験(4万〜10万回)及び疲労試験(10万回)を行い、路面からの振動やペダリングを想定した力を繰り返し加えたとき、フレーム各部の破損、著しい変形及び歪みが生じてはいけません。

(2)耐衝撃性又はエネルギー吸収性
JISに規定された質量落下衝撃試験又はエネルギー吸収試験を行い、壁に衝突する場合のような衝撃を想定した40Jのエネルギーを加えたとき、車軸間距離の永久変形量が40mm以下で、フレーム各部に著しい破損が生じてはいけません。

(3)耐前倒し衝撃性
JISに規定された前倒し衝撃試験を行い、小さな段差から降りた場合に発生する衝撃を加えたとき、フレームの各部に著しい破損がなく、マウンテンバイク類形車では、車軸間距離の永久変形量が60mm以下でなければなりません。

2.前ホーク耐久試験

前ホークはヘッドセットを組みつけた状態で水平に試験機に取付け、鉄系の前ホークは、±440Nの荷重を50,000回、非鉄系の前ホークあるいは非鉄系部材(ろう材や接着剤を除く)を使った前ホークは±600Nの荷重を50,000回加えたときに、各部に亀裂、破損が生じてはいけません。

3.ハンドル衝撃試験

駐輪時に自転車が転倒し、ハンドルが床面に打ち付けられることを想定し、50Jの衝撃力をハンドルバーに与えたとき、破損、亀裂が生じてはいけません。また、ハンドルの折りたたみ部に「ガタツキ」、組付け部及び圧入結合部に位置ずれが生じた場合は不適合とします。

4.ブレーキ制動性能試験

JISでは、ブレーキの制動性能は前後のブレーキを同時に制動させたときの制動距離により合否を判定しますが、BAAの自転車安全基準では前ブレーキ、後ブレーキの性能を個別に評価し、合否を判定しています。
[個々のブレーキの性能を評価するために、個別に判定しているもので、日常使用時には前後のブレーキを同時(後ブレーキを先にかけてから前ブレーキをかける)に使用してください。]

(1)乾燥時の制動
ギヤが付いているなどGDが5m以上の場合は速度25q/h、シングルギヤなどGDが5m未満の場合は速度16q/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10m以内で安全円滑に停止しなければいけません。

(2)水ぬれ時の制動
速度16km/hのときに、前ブレーキのみで7m以内、後ブレーキのみで10mで安全円滑に停止しなければいけません。

5.利触れ区ターの反射性能

一般用自転車には、フロントリフレクタ無色(白色)、リヤリフレクタ(赤色)、ペダルリフレクタ(琥珀色)及びサイドリフレクタ[無色(白色)又は琥珀色)又は反射性タイヤ等]を備え、幼児車にはフロントリフレクタ又は反射テープ、リヤリフレクタ、ペダルリフレクタ及びサイドリフレクタを備えなければいけません。
試験は投光機により光を当て、リフレクターからの反射光の強さを測定します。

5.駆動部の動的試験

始めに、JISと同じようにギヤ板、クランク、クランク軸、ハンガ部品を組み合わせ、クランク下げ角が45度となるようギヤ板をチェーンで固定し、ペダル軸に1400N(鋼製クランクは1100N)の荷重を50,000回加えたときにクランクに亀裂及び折損がなくクランクとその結合部にガタが生じてはいけません。
それに続けて、自転車安全基準では、過去の製品事故を参考に、クランク上げ角が35度となるように儀ギヤ板をチェーンで固定し、さらに25,000回の荷重を加え、強度を確認します。

ページTOPへ
© 2011 BICYCLE ASSOCIATION(JAPAN) Co.,Ltd. All rights reserved.