BAA

BAAマーク

乗る人の安全を守るために
生まれた「自転車安全基準」。

BAAマークの「自転車安全基準」は、乗る人の安全を第一に考え、“安全・安心で環境に優しい自転車”の供給に向けて自転車協会が制定した自主基準です。JIS(日本産業規格)をベースとしながら、JISにない要件※1やJISより厳しい基準値※2を定めるなど、より安全性を重視した基準となっています。さらに、製品の不具合情報を参考に基準の改正を継続的に行うことで、自転車事故を未然に防ぐことに役立てています。

  1. ※1 (例) 前照灯に関しては自動点灯または手元操作可能な前照灯に限定 等
  2. ※2 (例) 前後ブレーキの制動距離を別々に測定/ブレーキの効き過ぎの規定を追加/ブレーキレバーの固定強度試験実施/ブレーキレバーの転倒強度試験実施/ブレーキワイヤの繰り返し強度試験実施/前照灯の照度をJISの2倍に規定/主要ねじ部品の強度を規定 等

入り口と出口で2段階の検査を実施!

型式検査とは?

BAAマークを貼付しようとする自転車が、自転車協会が業界の自主基準として定めた「自転車安全基準」に適合しているかどうかを、"入口"段階で検査するのが型式検査です。

BAAマークは5つのタイプ(型式)別の
型式検査に適合した自転車に貼ることができます。

  1. ①一般用自転車 ① 一般用自転車
  2. ②折りたたみ車 ② 折りたたみ車
  1. ③幼児車 ③ 幼児車
  2. ④電動アシスト自転車 ④ 電動アシスト自転車
  3. ⑤幼児2人同乗用自転車 ⑤ 幼児2人同乗用自転車

約90項目もの厳しい検査を実施しています。

主な型式検査

  • ブレーキ制動性能

    晴天時だけでなく雨天時でも安全円滑に停止できるよう、前後ブレーキの制動力を別々に検査。

  • フレーム

    衝撃強度試験、疲労強度試験を行い、破損や著しい変形、ゆがみが生じないか検査。

  • 車輪

    縦振れ、横振れ試験、車輪の静荷重試験、タイヤとリムとの嵌合強度試験に加え、固定力の確認を行い、車輪の強度や品質を検査。

  • 駆動部

    静荷重試験と動荷重試験を行い、クランクの強度を検査。乗員の人体に危害を及ぼすおそれがある、とがり・ばり等がないかも確認。

  • ねじ

    十分な固定力が得られる締付トルクかどうか。
    粗悪なねじを排除するためにねじの強度も確認。

  • グリップ

    グリップが容易に抜けたり回転したりしないかを検査。

  • ハンドル

    走行中にハンドルバーが緩んだり、ハンドルバーが折れたり、曲がったりしないよう、強度試験を実施。

  • ブレーキワイヤ

    引張強度試験や繰返し強度試験(15kgの重りを付けて10万回上下させる)でブレーキワイヤの強度を検査。

  • 前照灯

    自動または手元操作で点灯できる前照灯を装備。明るさも検査。

  • リフレクタ

    夜間等の安全を確保するために、フロント、リヤ、ペダル、側面2ヵ所にリフレクタを装備。色や反射性能などを検査。

商品検査とは?

BAAマーク貼付自転車を毎年買い上げ、検査機関で安全性に直結するフレームの強度試験やブレーキ性能試験などの検査を行い、「自転車安全基準」に適合していることを確認しています。
商品検査を通した、より効果的な自転車安全対策に活用することを目的に、検査結果は3つの要素(①検査項目の「重要度」(事故につながる可能性×危害の程度)②不具合の程度 ③連続回数)をそれぞれ点数化し、総合的なリスク計量化を図っています。

BAAマーク貼付自転車を
市場等から購入

自転車安全基準に
適合しているか検査

自転車安全基準に
不適合の場合は・・・

  • 製造・輸入事業者に速やかに改善を求め
    改善報告書の提出を義務づけ
  • 算出したリスク量に応じた厳しい対応